スレッドの変遷と僕の変化

スレッド参加当時は、とても親しみやすい内容でありながら、濃いコミュニケーションが楽しめました。ご参加の皆さんも、幅広く...ピアノ技術者さんを筆頭に、音楽家としてピアノを専業とされる方、趣味で弾かれる方、お子様のピアノを探されている方、これからピアノに触れられる方...中でも、大人になって始められた方、大人になって再開された方など、別スレッドに分かれて行かれたほどの、かなり活発なコミュニケーションが行われていました。

僕にとっては、この頃に、今の人脈が形成されたと思います。一部の方とは、関西、楽器フェアなどでお会いしたり、他コミュニティーや、人脈内の個人BBSなどで盛んに、お話させて頂きました。僕が個人的にBlogを始めたのも、その頃...活発なやり取りがなされていた頃です。

その後、TheBBSのシステム問題などで、屋台骨がぐらつきかけたりもしましたが、他のBBSなどで、間を継ぎつつなんとか持ちこたえてきました。その間、いらっしゃらなくなる方、新たにいらっしゃる方、など多くの方が入れ替わり、僕が初めてスレ建人になった頃と比べると、全く変ってしまったかも知れません。街角にひっそり店を構える、喫茶店のオーナーのような気分を味わっていたのは、この頃でした。
この、スレッド最盛期は、何年続いたのでしょうか...僕がピアノを買ったのが5年前...その頃から参加した訳で、既にスレッドは5本目。1年ほど前までは、それなりの盛り上がりと、充実した内容になっていたと思います。

実のところ、僕の興味が楽器ではなく、音楽そのものに戻って行って、かつ他の楽器にも興味が広がった頃と一致します。その頃から、このコミュニティーは、ピアノと言う楽器の構造や技術、特にピアノの特性である経済製品、工業製品と言う側面など、多くの技術的方面に特化してしまった感があります。まぁ、製造、設計に関する技術的側面は合理的にピアノと言う楽器を語り、評価するには、良い指標な訳ですが、僕にはあまり馴染めませんでした。僕は楽器と言うものは、音で語るべきと思っているからです。しかも、ピアノよりも音楽に興味が移った面とで、手抜きのスレッドの管理(といえるほどでは無いにしろ)になり、かつ自らの発言をほぼ停止しました。

発言を停止したのは、この話しに馴染めないと言う面が強いのですが、実は拙Blogを通じた批判的な意見に対し、証明するかのような行動と言えます。僕は、BBSを扇動しているわけではなく、自然な流れ出あることを証明したかったからと言う側面もあるのです。


この頃から、僕の責任の範囲内でBBSを運営したい、と思うようになりました。無料BBSを間借りして運営しているのは、運営と言う言葉自体が無意味なほど無力だったからです。なので、自らがオーナーであれば、それなりに運営と言う事も出来るだろう、と考えるのは自然の成り行きでした。自宅サーバーを立ち上げて、設営を試みたり、拙Blogの既レンタルエリアなどを利用して、仮運用もしていました。ですが、システムの信頼性を考えると、TheBBSに参加されているメンバーに声をかけるにはいたりませんでした。それに、自分のBBSを立ち上げる、と言う行為を認めてもらう事自体に、無理を感じたのです。要するに、賛同する方がいるとは思えなかったのです。無料のBBSで、勝手な意見を交換するほうが、気兼ねがないと言うのは、当たり前のことです。TheBBSが使えなくなるならまだしもです...無料で使える限りは、賛同意見を得る事は無理だと判断したのです。


ですが、実際にそのTheBBS...無料のBBSが消えることになろうとは、この時点は思ってもいませんでした。